にっぽん

≪国歌斉唱≫キ・ミ・ガ・ア?と始まると、    子供の頃からふざけることは、いったんの中止、   恥じらいを捨てて真面目に歌うのは、             当たり前のこととして過ごしてきた。 ≪蛍の光≫も同様に、    […]

本と自分

時折、ぜひ読んでくださいと、本が送られてくる。 大変、大変申し訳ないことに、    自分はそのほとんどを読んだことがないから、               まったく失礼なことだと思っている。 しかし、そう思うから、 いつ […]

職人の能力と目利き

時折、気の利いた骨董屋をぶらっとのぞくことがある。             木製のシャレた重箱、和洋折衷の洋燈・・・。 数年前、 漆塗りの皿8枚セットに出会い、 とても手技とは思えない銀の緻密な象眼と、 クドすぎず程よい […]

悪い夢 3

都市の合理化が、恵みである水から離れ 生活以外の水を嫌い、水を弾く布や食器と暮らすようになる 便利追求の果てに、人間は弾く水を作ってしまう 生み出されてしまった弾く水の処理法はなく 自然水で薄めても、同化して巨大化する […]

師からの手紙 2

前略 ブログ拝受。 東京は雪 喫茶店の窓の外で雪が舞っている。 一つ一つの雪片は、一つ一つであるけれども、               その一つ一つの軌跡は、 別な雪片の軌跡とたえず差を生み出しながら      其々の距 […]

師走30日の決め事

一年に一度も連絡を取り合うことはない、        一年に一度も顔を合わせることだってない。 しかし、師走30日の午後6:30の約束事。 決まった料理屋の      決まったカウンターの席で、          自分と […]

復興

3.11東日本大震災を自分はテレビ画面でしか知らない。 東北の被災がどれほどのものなのかを、     実際この目で見たわけではないから、           復興を語るなどしてはいけないかもしれない。

背景となること

この一年を振り返ると、東日本大震災はもちろんのこと、                  何と重苦しい年であったことか? 10年間、がむしゃらに走ってきたしわ寄せもあった。 12月28日のブログ《悲しい仕事》も、そのひとつ […]

・・・冬雲

この雨は、やがて雪に変わる 冬雲の風と雨が 樹々の枯葉をいっせいに散らしている 襲うものと追われるものが流れて 命の気配が薄れてゆく